三菱一号館で開催中のルドン展に向かう途中、【福光屋】の店先お品書きにソフトクリームがあることに気付く。福光屋といえば、奈良【くるみの木】の石村由紀子さんが著書「季節をビンに詰め込んで―果実酒のはなし
どこかチーズを連想させるまったり酒粕の香り、カラメル味醂の香ばしさ
【福光屋】丸の内店で取り扱っているソフトクリームは4種類。酒蔵らしく酒粕を混ぜ込んだ『酒かすみるくソフト』を基本に、トッピングのソースが3種類（みりんシロップ／しょうがシロップ／赤酢はちみつ：各360円＋税）。その他にひとくちソフト（果実ソースがけ、300円＋税）もあるけれど、こちらはカウンターでお酒を注文した人限定の締めソフトという位置づけ。私はみりんを注文した。
なめらか食感のソフトがほどけ、途端に広がる酒粕の風味。普段お味噌汁やお魚／お肉など料理でよく使っている酒粕だけれど、甘味と合わせることは個人的にはしないため何だか物凄く新鮮。どこかチーズにも似た、まったりとした香り。これに対しカラメル化した味醂シロップは香ばしく、素敵なバランス。因みに私は酒粕好きで甘酒は苦手だけれど、このソフトはおいしく食べられた。
丸の内で落ち着いて座って食べられて、容量たっぷり。味わいにはチーズとの共通項もあるので、外国人のお友達が遊びに来た時などにも良いと思う。